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奇術 (きじゅつ)あるいはマジックとは、人間の錯覚や思い込みを利用し、実際には合理的な原理を応用してあたかも「実現不可能なこと」が起きているかのように見せかける芸能。通常、観客に見せることを前提としてそのための発展を遂げてきたものをいう。手品(てじな)と同義であり、古くは手妻(てづま)、品玉(しなだま)とも呼ばれた。 手品のタネ かつては手品のタネは、師匠から弟子へと伝えられる重要な秘密であったという。現在では、手品の本や手品の道具を買うことによって誰でもタネを知ることができる。しかしながら手品は娯楽であり、奇術師が作り出す幻想の不思議さを楽しむものであり、トリックを見破ることが目的ではないことを忘れてはならない。また多くの手品は物理的なタネの上に、長時間の訓練があって成り立っているのである。 タネあかしは奇術の世界では現在でも重大なタブーと見なされる。 例えば、日本で一時話題になった「覆面マジシャン」の正体はバレンティーノというイタリア系プロマジシャンで、テレビで悪質なタネ明かしをしたためアメリカやブラジルのショービジネス界から追放された。 日本でも、ある団体に所属する日本人マジシャンがテレビで重要なテクニックやタネを明かしたために世界的な問題に発展した。それ以前にも、ステージマジックを明かしたマジシャンが日本奇術協会から脱退させられるという事態が起きている。

大江戸奇術考―手妻・からくり・見立ての世界

大江戸奇術考―手妻・からくり・見立ての世界

人気ランキング : 112567位 定価 : ¥ 714 販売元 : 平凡社 発売日 : 2001-04

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¥ 714 大江戸奇術考―手妻・からくり・見立ての世界 通常24時間以内に発送
歌舞伎のカラクリはマジックの一つ

 ミステリ作家であり、自らもマジシャンである著者による、手品史概論と江戸における手品の具体例紹介。
 馬を飲むトリックなど、なるほどそうだったのかと思った。
 なるほどそうだったのか、と思うところもあれば、そうなのか? と思うところもある。 たとえば、第1章に、「逆さ杉、杖銀杏(つえいちょう)、手形石など各地に残る多くの弘法大師伝説によっても、空海がこの道に通じていたことがわかる」(p21)とあるが、それらについての具体的な解説(トリックばらし)はない。これだけではわからない。 江戸時代の手品については、いろいろな文献が残っており、それらが引用されているが、きちんと書誌学的なことにもふれているのはさすがだ。
 また、歌舞伎のからくりがあったために明治になるまでマジックショウが確立されなかったという見方は面白かった。
 なお、この著者の本は初めて読んだのだが、外国人の名の表記法が面白い。 「ピーター パン」「デビッド カッパーフィールド」というように、名と姓の間に空白を入れる書き方をしている。

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